2009-12-17

DSiウェアで200ポイントで購入できる『甘口！大籠城』が面白いです。
DS用ソフトとして発売されていた『風雲！大籠城』をDSiウェア用にコンパクトにしたものですが、十分に遊べる出来になっています。

風雲！大籠城　公式サイト
http://nnsystem.jp/dairojo/ds/index.html

甘口！大籠城
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kf2j/index.html

公式サイトではFlashで作られた体験版でお試しプレイができます。

ゲームのジャンルは「防御型フォーメーション・マネジメント」と書かれていますが、いわゆるTD（タワーディフェンス）系ゲーム。
Flashのゲームを発端として数年前から徐々に人気が高まっているジャンルです。

タワーディフェンス - Wikipedia
タワーディフェンス(Tower defense)はコンピューターゲームのうち、リアルタイムストラテジーの一種。タワーディフェンス系と呼ばれたり、TD系と略されることもある。
マップ内に塔などの施設もしくはキャラクター等のユニットを配置し、侵攻してくる敵を迎撃する事が目的となる。ユニットの配置に必要な資源は限られており、迎撃を成功させるためにはより効率的な戦略を練る必要がある。

TD系ゲームは家庭用ゲーム機向けでは他に、Wiiウェアで「クリスタル・ディフェンダーズ」、PSPで「エレメンタルモンスターTD ポータブル」が出ています。

『甘口！大籠城』はクリアするだけなら簡単ですが、決まったパターンで出現する敵をいかに効率よく倒して得点を稼ぐかのスコアアタックが熱いです。
私も全４ステージを一通り挑戦してみました。

仙台城：55920点
姫路城：85480点
春日山城：120440点
広島城：286780点

広島城は理論上、あと11250点は取れることが分かっているのですが、終盤にアイテムを特定の順番で取得する必要があってその成功確率が低いのでここでストップしています。
そう、ランダムで出現するアイテムの種類によって得点に影響があるという運要素があるのが残念な部分で、スコアアタックを真剣にやり込むには不向きな点はもったいない仕様だと思います。
アイテムなしモードを選択できるようになっていれば良かったのですが。

情報サイト All About に、『風雲！大籠城』を開発した河本産業へのインタビュー記事が掲載されています。
現在のゲーム業界の一面を知ることができる興味深い内容です。

中小メーカーにDS参入の実情を聞いてみた - All About focus on(オールアバウトフォーカスオン)
http://focus.allabout.co.jp/contents/focus_closeup_c/gamenews/CU20090501A/index/

インタビュー終盤の

戸川：じっくり遊べる作りこみにはこだわりました。何しろほぼ完成して、発売しようと思えばできる状態になってから、半年間はバランス調整に使いましたから。全く防衛シミュレーションをやったことが無い人が遊んでも、きちんとルールが分かるチュートリアルと易しい難易度の面があって、徐々にステップアップしながら、最後は経験者でもやりこめる難易度まで用意したつもりです。

という部分も好印象です。