五目並べ・連珠の教科書
先日のカードヒーロー対戦会にてゴーモックで遊んだ訳だが、ゴーモックチャンスに入る前の五目並べの段階で負けてしまうことが何度かあった。
こんなことではゴーモックの面白さをまるで味わえないので、気持ちを新たに五目並べの勉強をしなおすことにする。
教科書はこの2冊。
「連珠」とは五目並べのルールを調整して先手有利を緩和し競技用にしたものの名称。
タイトルは両方「連珠必勝法」だが別の本。
上(新井華石著)はゴーモックを知った後で買ったもので、下(坂田吾朗著)は10年くらい前にブックオフで見つけて100円だったので何となく買っておいたもの。
新井華石著の方は出版は2007年となっているが1966年に出た本の再版で、内容は見た感じほぼ昔のままのようだ。
坂田吾朗著の方は1977年の出版。
勉強するなら最新の知見を得たいので新しい本で勉強したいところだが、Amazonで探した限りではなんと連珠に関する書籍はこの30〜40年の間でほんの数冊しか発売されていない。
これは連珠の研究が進んでない訳ではなく、「先手必勝と結論が出てしまっている」のが原因だと思われる。
連珠は二人零和有限確定完全情報ゲームに分類されるゲームで、かつ、定石から外れた手を1手でも打つと即負けにつながるという性質から、手の変化の量は同分類のゲームの中で比較的単純なオセロと比べてもずっと少ない。
また、連珠の勉強は考えることよりも記憶することのウェイトがはるかに大きいため、勉強する過程の面白みが他のゲームに比べて著しく乏しいことも関連書籍の少なさの一因だろう。
確実に定石通りに打って勝ち筋を追えるようになるには相当な勉強が必要なのは確かだが、その努力に見合うだけの見返りもないのが現状ということか。
そういう訳で、五目並べの勉強をしてゴーモックで遊ぼう!