『カードヒーロー スピードバトルカスタム』が面白い

ニンテンドーDSiを購入し、『カードヒーロー スピードバトルカスタム』を始めました。

カードヒーロー スピードバトルカスタム
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kchj/

約10時間で1人用モードの一応のゴールに到達し、約12時間で全カードを1枚ずつコンプリート。最後の1枚は「マンクス」でした。
そして、Wi-Fi対戦も10戦ほどやってみました。
スピードバトルカスタム、面白いです。

Wi-Fi対戦で連戦したときに1戦ごとにデッキを交換できる

今回一番嬉しい改善点はこれ。
前回の日記でも書きましたが、スピードバトルは相手のデッキ内容が分かった状態での対戦はあまり面白くないにも関わらず、DS版では連戦時にデッキ変更ができませんでした。
今作ではデッキ変更ができるようになったので、常に何が出てくるか分からない緊張感のある対戦をWi-Fiで楽めるようになりました。


ゲームの性質上、メインのデッキをベースにマジックを少しだけ入れ替えたデッキを何種類か用意しておきたいため、デッキが10個しか保存できないのは少ないと感じます。
その点が改善されてないのは残念です。

スピードバトルに特化したバランス調整がなされている

DS版では同じカードでスピードバトルとそれ以外のルールの両方を行う必要があったため、スピードバトルでは使いにくいカードが多かったのですが、今作ではスピードバトルに特化したバランス調整がなされているため、使えるカードのバリエーションが増えています。
特に、マジックは全体的に低コスト化されているので、序盤から考えどころの多いバトル展開が期待できるようになりました。

対戦開始時、後攻は先攻の配置カードを見てから置くカードを選べるようになった

DS版では互いに相手のカードが分からない状態で初期カードを配置して同時にオープンするルールだったため、先攻が確実に有利でした。
今作では後攻は相手の出したカードに対応して自分の初期配置を決めれるため、序盤に一方的にやられてしまうのを防ぐことができるようになりました。
開幕時の不確定要素が減ったということでもあるので、序盤の定跡の重要度はDS版より増すでしょう。

ドラフトバトルが追加された

事前に作成したデッキを使うのではなく、ランダムに決められたカードの中から自分と相手で交互にカードを取り合って作成したデッキで対戦するドラフトバトルが追加されました。
私はまだ対人戦のドラフトバトルはプレイしていませんが、臨機応変なデッキ構築能力の問われる面白いバトルになりそうです。

プレイヤー情報が詳細に保存される


写真のような感じで、自分のプレイ記録が詳細に保存されます。
さらに、Wi-Fiなどで対戦した相手のプレイヤー情報も「バトラーリスト」に最大60人分保存されるので、気になる人のデータをチェックできるのが楽しいです。


プレイヤー名の横の画像は「マイアイコン」で設定できます。


コイントスでセンコウを取るカクリツ」という項目がありますが、これは普通なら数をこなせば必ず50%前後になるのが分かっているので、ここは「センコウのときのショウリツ」が見たかったです。


私の「パック運」は現在「ふつう」ですが、一度、10パックまとめ買いした中からレア度8のカードが3枚出てきたことがあって、その直後は「ちょうラッキー」になってました。

CPUが強化されている

CPUの使用デッキが強化され、思考アルゴリズムも改善されているので、一人でもちゃんとスピードバトルを楽しめるレベルになっています。
思考アルゴリズムの改善の中では特に、「相手モンスターをそのターン内に倒せないときにはダメージを分散させておく」というテクニックを確実に使ってくるようになった点が素晴らしいです。


カードヒーローをプレイするのはスピードバトルカスタムが初めてだという人は、まず一人用をやって面白いと思わなければ対人戦も始めることもないでしょうから、CPUが強化されている点は私としてはかなり高評価です。

やり込み要素が追加されている

カードの収集・使い込みの他、新しいやり込み要素として、特定の条件を満たすと入手できる「アイコン」が追加されました。
入手したアイコンは「マイアイコン」として設定できるようになります。
長時間プレイする人にとっては、プレイの記録がこうして形に残るのは嬉しいのではないでしょうか。
アイコン集めを義務のように思ってしまうとゲームが楽しくなくなるので、そこは各自で気持ちをコントロールしましょう。

カードの使い込み度がいつでも確認できる

DS版では「コレクション」画面に入らないとカードの使い込み度が確認できなくて非常に不便だったのですが、今作ではデッキ編集画面や対戦中でも使い込み度を確認できるようになりました。

写真のように、カードを選択した状態でLボタンかRボタンを押して上画面にカード詳細を表示すると、カード画像の上に使い込みゲージを見ることができます。




こんな感じで、DS版で作りが甘かった部分が修正されており、対戦を楽しむためのシステム面も大幅に改善されているので、スピードバトルカスタムはDSiウェアでありながら、非常に満足のいく出来です。