DSiウェア『ぱねわっ!』個人的に超ヒットの名作

12月16日に500ポイントで配信開始されたDSiウェアの『ぱねわっ!』が面白いです。
パネルでポン』に似たプレイ感のアクションパズルゲームなんですが、多彩なゲームモードが用意されていて作りも丁寧で、3000〜4000円のパッケージソフトとして発売されていても不思議ではないクオリティです。
ゲーム性も面白くてやり込みがいもあり、DSiウェア用のオリジナルタイトルとしては、個人的には今まででナンバーワンのゲームとなりました。

ぱねわっ!
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/kpwj/index.html


『ぱねわっ!』は、同じ色のパネルで輪を作ることで、画面内のパネルを次々と消していくシンプルなルールのパズルゲームです。たくさんの輪をつなげて消すことで誰もが簡単に連鎖の爽快感を味わえます。
時間内にどれだけパネルを消しスコアを伸ばせるかに挑める「ノーマルモード」のほか、ユニークなキャラクターが次々と登場する物語にそってゲームを進める「ストーリーモード」、詰め将棋タイプの問題が50問も用意されている「つめぱねわモード」の3つのモードでさまざまな楽しみ方ができるようになっています。

基本ルール

フィールド上にある赤・青・黄の3色のパネルを並べ替えて同色のパネルで輪を作って消します。
消したパネルはすぐになくなるのではなく、何秒間かその場に残ります。
その間、消えるパネルの周囲の枠はオールマイティのパネルとなり、そこにつなげるように別の輪を作ることでコンボ(連鎖)になります。


コンボの仕方には以下の3種類があります。
・コンボが起こるようにパネルを仕込んでから消す「ノーマルコンボ」
・パネルが消えている間に次のコンボを作る「ヒラメキコンボ」
・別々の二つの輪をつなげて一つの輪にする「れんけつコンボ」


その他の要素として「妨害パネル」「コンボリレーパネル」「全消し」といったものもあります。


このゲームには「ノーマル」「おはなし」「つめぱねわ」の3つのモードがあり、この基本ルールは共通です。
以下、一部の画像はプレスリリースで使われていたものを拝借させてもらいました。


ノーマルモード

制限時間内にパネルを消し続け、ハイスコアを目指すモードです。



画面下部のタイムバーが一番右まで進むとゲーム終了です。
ゲームを開始して何もしなければ約1分でゲーム終了になりますが、パネルが消えている間はタイムの減少が止まり、パネルを消したりコンボをつなげたりすることでタイムが回復します。
緑色の特殊パネル「コンボリレーパネル」を活用してコンボを長く続けることが高得点を出すコツです。


ノーマルモードでは最高得点と最大コンボ数が記録に残ります。

おはなしモード

ストーリーに沿って敵を倒していくモードです。
CPUとの対戦ではなく、次々と出されるノルマをクリアすることが勝利条件となります。



ノルマは、「2分以内にパネルを80枚消せ」「2分以内に2コンボを5回しろ」「2分以内に全消しを1回しろ」のようなものが出題されます。


ストーリーは、ごく普通の中学生の女の子が突然異世界に引き込まれて謎の組織と戦う、というベタな展開ですが、登場キャラが多くて設定もしっかりしているので普通に楽しめます。


おはなしモードでは各ステージのクリアタイムと全ステージの合計クリアタイムが記録に残ります。

つめぱねわモード

決められた回数の操作で画面内のパネルを全て消すモードです。



問題はレベル1〜レベル5の各レベルに10問ずつ、全50問用意されています。
最後の方の問題の難易度はかなり高いです。

レコード画面

各モードの記録を見ることができます。
また、ノーマルモードプレイ時に上画面に表示されるキャラを選択することもできます。


現在のイノセンスの記録



ノーマルモードはとりあえず1000万点を目標に頑張りました。
習熟度が上がれば劇的な得点の増加が見込める得点システムなので、まだまだ上を目指したいです。
スコアの上限は99,999,999点なのか、9桁目があるのかも気になります。


※2010年1月8日、1億点を突破しました。

あそびかた画面

ゲームのチュートリアルです。
また、時間制限なしで練習できる「おためしプレイ」をすることもできます。


この画面で見れる内容は、初めてゲームを開始した際、最初に自動的に一通り出てきます。




ゲームの紹介は以上です。
ニンテンドーDSiを持っていてパズルゲームが好きな人はぜひ遊んでみてください。



ノーマルモードの得点システム

ノーマルモードでハイスコアを狙うに当たって知っておいた方がいい得点計算のシステムを解析しました。


■パネルを消したときの得点
[消したパネルの枚数×コンボ数×10点]


1回パネルを消すごとに、この得点がスコアに加算されます。


コンボ中の「消したパネルの枚数」は、そのコンボで追加した枚数ではなくそれまでに消したパネルの総枚数です。
たとえば、最初に3×3のロの字型でパネルを消して、次に2×3のコの字型でパネルを追加して2コンボした場合、入る得点は
 1コンボ目:9×1×10=90点
 2コンボ目:15×2×10=300点
で、計390点になります。


コンボリレーパネルによってコンボを継続した場合の「消したパネルの枚数」は、画面上で消えているパネルの数ではなくそのコンボ中に消したパネルの総枚数になります。
消したパネルの枚数はコンボ数に比例しやすいので、パネルを消したときの得点はコンボ数の2乗と比例関係にあると考えていいと思います。


コンボリレーパネル9枚が自動的に消え始めるのはコンボにはカウントされず、得点も入りません。
ただし、消えた9枚のパネルはそれ以降にコンボを続けたときの「消したパネルの枚数」には含まれます。


「れんけつコンボ」を行ったときのコンボ数は、連結した2つの輪のコンボ数を足した数+1になります。


消したパネルの中に妨害パネルが含まれていても、得点に影響はありません。


■全消しボーナス
[コンボ数×500点]


全消しボーナスはコンボによる得点に比べると非常に低いですが、全消しをすると残りタイムが大幅に回復するのでできる限り狙っていった方がいいと思います。


ちなみに、開幕直後に最も効率よく全消しを取った場合、28コンボ、412,640点になります(多分)。


■得点加算キャンセル(トラップ)
このゲームではスコアの加算は1〜2秒かけて緩やかに行われるシステムになっているのですが、スコアが増加している途中でコンボを行う(または仕込みによるノーマルコンボを行う)と、入る得点が低くなってしまうというトラップがあります。


たとえば、上で一度例に挙げた「最初に3×3のロの字型でパネルを消して、次に2×3のコの字型でパネルを追加して2コンボ」をヒラメキコンボで行うと390点入るのですが、同じ消し方をノーマルコンボで行うと270点しか入りません。
1コンボ目が90点、2コンボ目が300点なので、1コンボ目の得点の一部がキャンセルされているという訳ではないようで、どういう法則で入る得点が減少するのかは分かっていません。


このため、効率よく高得点を狙うためにはコンボは全てヒラメキコンボでつなげる方がよく、コンボをする間隔にも気をつける必要があります。