京都大学11月祭 歴代統一テーマ

京都大学11月祭では毎年投票によって「統一テーマ」が決められます。
統一テーマと言っても、それに沿った企画が行われるという訳ではなく、なんとなく祭を盛り上げるための気分的なもののようです。


今年の統一テーマは「失った常識のかわりに」。


11月22日(日)の京大ぷよ大会では失った常識のかわりに何が手に入るのでしょうか?


歴代テーマは昔は政治的なメッセージを込めたものが多かったようですが、最近では自由な学風を自嘲的に表現したものが多いようです。
2007年には、一度「超意欲的ニート」というテーマに決まったにも関わらず、社会倫理的に不適切だといった理由から別のものに変更されるという事態もありました。


それでは、京都大学11月祭の歴代統一テーマを新しい方から順に見てみましょう。

参考:京都大学11月祭 - Wikipedia

2009年 第51回 失った常識のかわりに
2008年 第50回 単位より大切ななにかを求めて
2007年 第49回 満喫!モラトリアム。
2006年 第48回 溢れる才能の無駄使い
2005年 第47回 せっかくだから
2004年 第46回 倒れる時は前のめり
2003年 第45回 やっぱ京大やし。
2002年 第44回 総長! 京都を占拠致しました!
2001年 第43回 それはそれ これはこれ
2000年 第42回 無人島ダンス
1999年 第41回 素晴らしき無駄なエネルギー
1998年 第40回 堕落の道も一歩より
1997年 第39回 狂うは一時の恥、狂わぬは一生の恥
1996年 第38回 知と痴の融合
1995年 第37回 我輩は京大生である 理性はもうない
1994年 第36回 古今東西 有実無題 若気至りて無限大
1993年 第35回 花も実もある 根も葉もない
1992年 第34回 人が右なら 私は左
1991年 第33回 ヤルハ粋狂、 ヤラヌハ卑怯
1990年 第32回 ……そして創造−草の根からのルネッサンス
1989年 第31回 堕落への誘い
1988年 第30回 裏からのぞけば 見えてくる
1987年 第29回 白い乳房の上の11月祭
1986年 第28回 えっせん あーす げげっせん よんせん はっせん
1985年 第27回 もうすぐきっと冬になる 騒ぐんだったら 今のうち
1984 第26回 海を、荒れた海を見つめながら 彼女は呟いた 「わたしは誰?」
1983年 第25回 万声一京 極祭色 騒がぬ民に 盛りなし
1982年 第24回 草の根も 花も咲いたら ひざまずき ひろひとおがんで むせび泣く 人は昔にゃ戻れないピーピーヒャララ ピーヒャララ
1981年 第23回 今、戦争と平和の対峙の時 80年代の行く手を示す羅針盤を我らの手に
1980年 第22回 友よ! この変革のとき 時代の胎動に耳をすまし 共に奏でよう 希望の交響楽を
1979年 第21回 今、新しい時代に立ち向かう仲間たちよ 数百年を内蔵する思想を持とうではないか
1978年 第20回 振りかえれ人類の歴史を みつめよう青年の未来を もどすな歴史の歯車 我らの文化は我らの手で
1977年 第19回 明日に生きる我ら 未来を信じて突き進め 創れ 学生の心を 築け 学生の文化を
1976年 第18回 燃やそう! 新しい文化の炎を 研ぎ澄まそう!若き知性を 学術文化の奔流よ築け!若者の未来を!
1975年 第17回 流れの中 動かざるものを求めて
1974年 第16回 今、矛盾の中で叫びが―さて君はどうする 人間不在の危機的現実 その根源と背景
1973年 第15回 創造の火を! 連帯の輪を! 今こそ君が手に反戦・自由の歌
1972年 第14回 嵐を突き 燃え拡がる変革の炎 歴史に問んとする我ら 研ぎすませ! 理性の目 生きた思考 創ろう! 新しい大学そして科学
1971年 第13回 闇を裂き 燃えあがる松明 凝視せよ! 今この時 虚飾にまみれた城郭は浮かびあがった 打ち砕け! 友よ湧きおこる怒りをこめて……
1970年 第12回 歴史の試練に応えんとする我ら 失うまい 奔流の中で科学者の目を! いつわりの孤高に別れをつげ 人民の連帯の息吹をだきしめよう 君のその精悍の腕でがっしりと
1969年 第11回 みずからの手で 新しい大学の創造を 豊かな文化の創造を 京大からの真実の声を そして連帯を 日本の夜明けめざして……
1968年 第10回 思索から連帯へ!終章。 永訣の朝−B52。君たちの祖国70年6月23日 友よ 自己と日本解放の日は近い
1967年 第9回 のばそう大学に新しい芽を 築け展がれ人類の知恵 鳴らせ高らかに創造のつのぶえ おしよせる戦火の嵐ふきとばし 進め固めて反戦自由の道
1966年 第8回 青年よ その眸で真実を見よ
1965年 第7回 新しい歴史は僕らの手で せまりくる嵐のなか わだつみの声をのりこえて 真実を求め ともに考え前進しよう 真の学問文化を追求するなかで
1964年 第6回 ああ自然死−このナチュラルなもの
1963年 第5回 噛む時には言葉を考えるな
1962年 第4回 故郷喪失の時代と僕ら
1961年 第3回 仮眠の季節における僕たちのあいさつ
1960年 第2回 独占資本主義社会におけるマゾヒズムサディズムの意識
1959年 第1回 戦後派意識の解明


80年代に大きな変化があるのが見て取れますね。
歴代テーマを眺めてみるだけでも時代の移り変わりが感じられて面白いです。