まさかの萌え本『パズル公爵の挑戦状(東田大志)』
「ビラがパズルの人」「チェバの定理」こと京都大学パズル同好会の東田大志さんが本を出したので買いました。
本が出ることになりました - ビラがパズルの人(東田大志)オフィシャルブログ
http://blog.goo.ne.jp/handbill-puzzle/e/3236aee84470b39c94a9d675bf82ced5
内容紹介
「ビラがパズルの人」として全国の街頭で自作パズルを載せたビラを配り、
新聞・テレビなどにも取り上げられている京大大学院生のパズル作家東田大志の萌えとパズルの異次元コラボが実現!
東田氏は本書では「パズル公国公爵」を名乗り、
パズルの国からやってきた王子として日本の秋葉原で出逢った「萌えキャラ」たちをテーマにパズルを作り、
読者に挑戦状として出題します。
構成は50問のパズルの出題ページが前半。
後半が答えのページになっています。
パズルを解くとキーワードが導かれ、答えのページにそのキーワードで形容される萌えキャラが現れるというものです。
パズルは頭を閃かせる効果があるといわれています。
萌えキャラをただ眺めるだけでなく、
パズルを解くという手間があるぶん問題ページと解答ページを通して読んだ時の「萌え感」「キュンキュン感」は格別です!
Amazonのページには紹介動画もあります。
本書に収録されているパズルは以下の11種50問。
- ナンバープレイス 6問
- 掛け算パズル 6問
- ブロックパズル 4問
- 数字つなぎ 4問
- クロスワード 5問
- ナンクロ 6問
- スケルトンパズル 3問
- ジグソークロス 4問
- 虫食い熟語 5問
- じゃんけんパズル 3問
- お絵描きブロック 4問
ペンシルパズル50問で1365円という値段はかなり割高に感じます。
本に書き込んで解くタイプのパズルと、鑑賞に価値がある「萌え本」の相性も悪いような。
萌え絵が好きな人向けでしょうか。
収録されている「数字つなぎ」はニンテンドーDSiウェアで昨年11月に配信開始されたゲーム「京大生 東田大志が考えたパズル ひらめき◇絵結び」の元ネタ。
この「ひらめき◇絵結び」はパズル50問200円でコストパフォーマンスは悪くないのですが、ゲーム用に付加されたパズルの本質とは関係のないシステムがパズルの面白みを殺してしまっているのが残念でした。